外国為替証拠金取引業界は取引高、委託者の増加といった拡大傾向が続く中、手数料の無料化、スプレッドの縮小競争、システム障害に対する当局の厳しい検査指導体制に伴う設備投資の増加等、事業者にとっては非常に厳しい環境となりつつあります。そのような中、弊社では5年以上に渡るシステムの開発及び保守運用の経験をフル活用し、取引委託者のニーズを満たしつつ、事業者としての安定した収益を確保しうる取引システムの開発という各事業者様の命題に対して本システムのリリースを行う事となりました。
これらのシステム必須要件に加え、保守運用管理、業務コンサルティングといったサービスを包括的な業務支援パッケージとしてブランド提供して参ります。
DEPとは当社が提供するプロダクト群に共通するブランドで『Derivative Exchange Platform』の略です。「競争力とならないコストは共有化する」をコンセプトにしたシステム提供及び保守/運用サービス、業務コンサルティングのパッケージソリューションです。
約定処理の通貨別処理等、FXシステムとしての特徴を考慮した構成を採用することにより、優れた約定処理能力を実現します。また、口座数の増大と伴に増えるデータ量はシステムをスケールアウト設計することにより、将来の口座数増大に対応します。当局より高い水準で求められる耐障害性についてはサーバに障害が発生しても引き続きお客様のお取引が継続可能なシステムを設計します。これは結果的に保守要員の確保等における高い運用コストの低減化につながります。
多くの事業者様に機能提供する過程で蓄積された各社様向けのカスタマイズ要件から最新システムに相応しい機能を標準実装。
いずれも操作や視認性の向上、利便性の向上に伴う、取引増加に寄与する機能群となっています。
加えて、事業者の収益確保のキーとなるカバー取引関連機能は特定リソースのスキルに依存しない様々な自動化を実現。
収益性確保とリスクマネジメントという最大・最重要の課題に対し、システム面での解答を提示。
法令対応や機能追加といったシステム内部の仕様変更は勿論、レギュレーションの異なる新ブランドの立ち上げや同業他社の吸収といった大規模な経営環境の変化に対し、モジュール単位の追加による対応が可能。システム対応の期間がボトルネックとなることが激減し、素早い経営判断を受けた素早いシステム対応が可能となります。